総合診療の夜明け 
                 
              (2017年2月9日 大阪天満橋ロータリークラブ例会 大阪ヒルトンホテルにて) 
                木戸医院名誉院長 木戸友幸 
               
              何故今「総合診療科」? 
             
            
              2014年一般社団法人「日本専門医機構」が設立され、それまで各学会主導であった日本の専門医制度が再検討された。 
                その議論を踏まえ、2018年から新専門医制度が導入されることになり、その一つに「総合診療科」が取り入れられた。 
             
                        
              1)初診患者に十分対応できること 
                ー疾病の初期段階に的確な対応ができること 
                ー日常的にみられる疾患や外傷の治療を行う      
                能力を身につけていること 
                ー必要に応じ適切な医療機関に紹介すること 
                2)健康相談および指導を十分行うこと 
                3)医療の継続性を重視すること 
                4)総合的・包括的医療を重視するとともに、医療福祉関係者チームの総合調整にあたること 
                5)これらの機能を果たすうえでの適切な技術の水準を維持していること 
                6)患者を含めた地域住民との信頼関係を重視すること 
                7)家庭など生活背景をを把握し、患者に全人的に対応すること 
                8)診療についての説明を十分にすること 
                9)必要な時いつでも連絡がとれること 
                10)医療の地域性を重視すること 
               
             
                        
              
                1963年:「実地医家のための会」設立 
                  1978年:日本プライマリ・ケア学会設立 
                  1980年:厚生省「臨床研修指導医海外派遣制度」開始 
                  1985年:厚生省「家庭医に関する懇談会」開始 
                  2010年:関連3学会が合併し「日本プライマリ・ケア連合学会」設立 
                  2014年:「日本専門医機構」設立 
               
             
             
              「総合診療科」の将来             
	              私の希望
	                
				  
		   
	              
	                May the Force be with us!!!
                                         
	                  
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