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ブルックリン便り  

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車に関する思い出


*1)クライスラー・プリモス


 アメリカでは地下鉄網の発達したニューヨークでも、やはり車がないと生活は成り立ちません。ですから、僕も渡米後数ヶ月で、中古のクライスラー・プリモス(*1)を 購入しました。
金融関係の日本人の駐在員から譲ってもらったのです。その交渉で彼のオフィスを訪ねましたが、彼のオフィスは今はなきワールド・トレードセンターにあったのです。

それはさて置き、この車は4万マイルの中古の割にはよく走ってくれ、休暇の時、友人とデトロイトまでドライブしたこともありました。しかし、タイヤを新品に換えた途端、ショッピング・モールの駐車場から盗まれてしまいました。このことは、こぼれ話(7)「我が人生最大の試練」で書きましたので、その詳細は省きます。

 次に買ったのが、やはり中古のダッジ・アスペン(*2)でした。真っ赤な派手な色で乗り心地も良かったのですが、クリスマスイヴの病院からの帰り道、交差点で他の車に横から追突されて、お釈迦になってしまいました。この時の九死に一生を得た体験は 「ブルックリン便り・番外編」に記しました。


*2)ダッジ・アスペン

滞在最後の数ヶ月間は、トヨタ・カローラをリースしていました。このカローラは幸 い盗まれることも、事故に合うこともありませんでした。しかし、リース期間が終わ り、返還に行くと、店のせこい親父から、前からあった外回りの傷や座席の破れなどにいちゃもんを付けられ、リース代に加えて余分を請求され随分嫌な思いをしました。

以上を総括するに、アメリカでの車に関する思い出でいいことは一つもないのです。 しかし、この滞米生活での車のマイナス体験から、いくつかの教訓を得ました。海外でレンタカーを借りるとき、保険をけちらないことと、そこで借りることの出来る一 番丈夫な車を借りることなどです。この身をもって学んだ教訓のお陰で、それ以後、 車での災難とは国内外とも無縁です。

The moral of this story? 
「災い転じて福となす。」 
Of course!

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木戸友幸
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