ブルックリンこぼれ話(27) 
                
              NYCテイクアウト事情 
                
                 以前、病院のカフェテリアの話を書きましたが、今度は二ユーヨークの街中でのテイクアウト(持ち帰りの食事)のことを書いてみます。料理が苦手な一人暮らしの僕は、3年間のNY生活でこのテイクアウトに本当にお世話になりました。
                
                NYCテイクアウトの定番は何と言っても中華料理です。テイクアウトだけで開いている店もいっぱいあります。今は、日本でも珍しくありませんが、スープや八宝菜などの汁物を入れる容器の密封性が非常によくて、当時感心した覚えがあります。
                
                でも、中華のテイクアウトを食べ過ぎると腹痛が起きることがあります。これを称して、 Chinese Restaurant Syndrome(中華料理屋症候群)といいます。味を良くするために、山ほどグルタミン酸(味の素)を入れることによって起こるらしいです。 
                
                
                中華の次の定番は、やはりピザでしょう。ピザはその当時から宅配が普通でした。最初の頃は電話しても、ペペロンチーニなどという長いイタリア系の単語が発音できずに苦労した思い出があります。
                
                マンハッタン一美味しいと言われる、ピザの店はRay's Pizzaというところで、僕の住んでいたアパートから10分ほど歩くと行けるところでした。確かに、焼き具合といい、チーズの量と質といい、未だにあのピザの味を超えるものには出会ったことはありません。 
                
                
                このRay's Pizzaの話は家でピザの宅配を頼んだ時に話したことがあります。話したことを忘れていて何度も話したようです。その何度目かのRay's 
                Pizza話の時に、妻が「そんなもの、話だけじゃ分からない。そこへ連れてって食べさせてよ。」と言い ました。 
              
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