ブルックリンこぼれ話(28) 
                
              
                 
                   
                     
                      ブルックリンのアパート、母が訪ねてきたときの写真 
                      他に写っているのは隣人  
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              アパート探し
                
              最初に住んだアパートはブルックリンのシープスヘッド・ベイという海辺の街にありました。
                そこは、1年上のレジデントのオルリーが既に住んでいて、隣のアパートが空いているからと言って勧めてくれたのです。
                
                アメリカ風に言うとone bedroom apartment即ち、リビングとダイニング・キッチンとベッド・ルームが一つの間取りです。家主も正直そうな老女で、環境もまあまあ、病院までも車で15分と最初に住む 
                には最適のアパートでした。家賃は月300ドルくらいだったと思います。80年代初め は1ドル240円くらいでしたから、決して安くはありませんでした。 
                
                
              
              
                 
                   
                     
                      マンハッタンのアパートの 
                      窓からの風景  
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               レジデント二年目に入り、時間にもお金にもかなり余裕が出来てきて、マンハッタンへの引っ越しを考え始めました。 
                
                ある休日の一日、不動産屋に連れられて、マンハッタンの物件を見て回りました。その物件の中で一目で気に入ったのが、マンハッタン南部、グリニッジ・ビレッジと呼ばれる地域にあるアパートでした。 
                
                23 East 10th Streetと今でも住所まではっきり覚えています。そこの12階でした。 
                
              
              周りは古くて低いビルが立ち並び、特に景色は良いというわけでは無かったですが、南西の方角には世界貿易センタービルが見えました。南向きに大きな窓があり、非常 
                に日当たりがよくて、休日の昼間は快適に過ごすことが出来ました。
                唯一の欠点は、 家賃が900ドルとブルックリン時代の3倍に跳ね上がったことです。しかし、それだけの値打ちは十分あったように思います。 
              
              
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