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ブロンクス動物園のネズミ

 メキシコを一緒に旅行したサクラメントのKくんは、ニューヨークには何度も遊びに来ました
冗談で、サンフランシスコーニューヨーク間のフライト回数券を買ったら いいのにと言っていたほどです。

さて、そのKくんがニューヨークを訪ねて来たときに一度二人でブロンクス動物園に行ったことがあります。
動物園そのものは、特にどうということはありませんでした。
夕方、動物園を出て、駐車場の方に向いて歩いていたときのこのです。かなり大きなネズミが道路が飛び出てきて、道路を横切ろうとしました。するとちょうどうその時、車が通りかかりました。駐車場の傍の道路ですから、その車は徐行していました。ネズミは何を思ったのか、その徐行する車のタイヤに吸い付けられるように、飛び込んでいきました。もちろん、ネズミはペチャンコになって即死です。僕たち二人は、この突然の出来事を口をあんぐり空けて見ていました。

「ニューヨークでは、ネズミも自殺するんやなあ〜。」とKくん。
それに答えて、 「やっぱりストレスが多いんちゃうか。」と僕。
この話は帰国してからも、若いナース相手に僕ら二人(Kくんと僕は帰国して、同じ大阪の国立病院で働いていました。)で、よくしたのですが、一度もまともに信じてもらえたことがありませんでした。

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木戸友幸
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